バランス(調和) ヨーガに学ぶこと

2018.07.09 Monday

0

     

    アーユルヴェーダ医学において、身心を健全に保持・増進していく上でヨーガを行うことを勧めています。

     

    ヨーガは、アーサナ(ポーズ)、プラーナヤマ(呼吸法)、メディテーション(瞑想)、の3つの要素から成り立っていますが、現代において年齢に関わらず手軽に行える運動法・エクササイズとしてアーサナ(ポーズ)行うヨーガが大変に流行っています。

     

    一番手っ取り早く行えるヨーガが、このアーサナ(ポーズ)を行うヨーガです。

     

    ヨーガがストレッチなどの運動と大きく異なる点は、ストレッチは筋肉を伸ばすなどをし筋肉にアプローチするのに対し、ヨーガのアーサナ(ポーズ)は呼吸とポーズを同時に意識しながら連動させていく事です。

     

    ヨーガが他の運動に勝る所が、この呼吸法により自律神経系が安定し内臓器官が活性化したり、内分泌系神経系(ホルモンバランス)なども活性化し、心も安定してコントロールしやすくなるところです。

     

    もちろん他の運動と同様に筋肉も強め運動神経も活性しますが、アーサナ(ポーズ)においてはバランス運動も強化されるため、

    運動神経系でも錐体外路系運動神経というより高いレベルの運動神経が活性化するために運動能力、運動神経が一層高められます。

     

    錐体外路運動神経というのは無意識的に、バランス、反射運動、運動の円滑化、姿勢制御、筋肉の緊張の調整を行い、錐体路(随意運動/自らの意思あるいは意図に基づく運動神経)を制御し、体の動きや運動をスムーズに行えるようにサポートする運動神経です。

     

    鶴のポーズ(バカ アーサナ)

     

    体の動き(運動)による刺激を受け、それらを脳に伝達する機能が「感覚神経」です。

    バランストレーニングによって養われる「感覚神経」機能は以下のものがあります。

    視覚機能:自分の体勢や動きをその時点でおかれている環境から、視野から判断する機能

    前庭機能:耳の中に位置し、頭の動きや空間に対する体のポジションの情報を収集し伝達する機能

    皮膚感覚(触覚・圧覚):皮膚の受容器官を通って、現在おかれている体勢や、体が他のものと接触している部分(床なども含む)の状況を知らせる機能

    固有感覚(筋・腱感覚、位置覚):手足や体の動きを探知する筋肉や腱の受容器官から、体や関節などの位置、運動時の筋収縮、姿勢維持、抵抗感や重力感などの情報を伝える機能

     

    この様にバランス運動時の脳・神経系では、

    適切に感じ(感覚神経)、

    それを脳が適切な形に処理し(中枢神経系)、

    無意識に筋肉や姿勢を調節し(錐体外路運動神経系)、

    運動が実行されて(錐体路運動神経系)

    バランス運動を行っています。

     

    このためバランス運動のような錐体外路運動神経系を活性化させる運動は、より広範な運動脳を使い活性化するとともに運動時の視覚、平衡感覚、触覚、圧覚、固有感覚(筋・腱感覚、位置覚)などからの感覚情報も同時に活性化させ、様々な感覚情報が刺激となり活性化する脳幹網様体の上行性網様体賦活系という神経系も活性化されるので、運動神経や感覚神経ばかりでなく、記憶力増強、覚醒、認知機能増大など大脳皮質広範を活性、覚醒させることにもなります。

     

    関連リンク

    肉体の大切さ5・・・脳を活性化する

     

    肉体の大切さ6・・・意識・こころと脳の賦活(活性)

     

     

    バランスを言い換えれば「調和」という事でもあります。

    自律神経系では交感神経と副交感神経が、

    体性神経系では感覚神経と運動神経が、

    バランス(調和)しながら健康が維持され(恒常性)、

     

    身体こころもバランス「調和」することが、平安に生きるためには大切な事のように思います。

    ヨーガは、身体こころをバランス「調和」させるメソッドでもあります。