別山4 別山平〜別山山頂へ

2018.08.17 Friday

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    三ノ峰(2,128m)から別山山頂(2,399m)までは標準で1時間50分のコースタイムとなっている。

    別山山頂手前に別山平(2,208m)という平地で御手洗池がある花の楽園のような場があるが、とりあえずそこを次のポイントとして定め少しずつ高度を上げていく。

    三ノ峰で友人と別れたのが12時16分、すでに正午を過ぎ日帰りの登山者は皆下りを目指しているが、標準コースタイムだと山頂にPM2時に到着してそれから下山となると夕方6時位となり、山での行動には日没前のギリギリとなる。

    日帰りの登山者は、次のポイントの別山平(2,208m)までという方も多く私もそのように考えていた!

     

    実際に別山平(2,208m)についたのが1時くらいでこれなら山頂には1時30分には着ける見通しが立ち、取りも直さず携帯してきた昼食🍙2個を素早く口に放り込み休憩10分くらいで山頂に向かった。

     

    高度に弱い私は2,000m過ぎ位から動悸が激しくなり、それに酷暑と睡眠不足(AM3時起床のため)も重なり頭重感、虚脱感、などと、この登山1w前にトレーニング中に左足首を捻挫し靭帯損傷もしていたので歩もスムーズではなかった。

     

    それでも諦めていた別山山頂に登らせてもらえる事が、疲労困憊した肉体へ別山からの清涼剤となり、内面は幸福感に包まれ、PM1:32に別山の頂に立たせてもらえた。\(^o^)/

     

    別山平から山頂は雲とガスがかかり、楽しみだった山頂からの白山を拝むことは叶わなかったが、誰もいない別山山頂に一人佇み、この山とのspecialな時間をしばし堪能して僅か8分の滞在で下山の途につくが、既に山頂部からの帰路は瞬く間にガスに覆われはじめ、所により自分の足元しか見えなくなることもあり、時間が時間だけに道をロストしないよう慎重に歩を進めた。

     

    この白山周辺の地は、日本海からの水分を大量に含んだ大気の影響を直接受け、霧や雲が発生しやすく年間を通じて雨や雪が多い気象で、一日中、晴れ渡ることはあまり無い地でもある。また厳冬期には5m以上の積雪に覆われ、白山とこの周囲は日本でも屈指の豪雪地帯でもある。

    白山北西側に当たる手取川流域の年間平均降水日数は約220日、山間部では全国平均の2倍に当たる約3,300〜3,600ミリメートルに達し、湿度も年間を通じて約70〜80%の水準と高い。日本列島の脊梁山脈の北西側に位置する北陸地方では、前線や台風の影響や、一方で冬に大陸から吹く北西風により日本海からの多量の水蒸気が降雪としてもたらされるためである。

     

    サードマン現象という、登山家では有名な不思議な現象がある。

    サードマン現象とは遭難した時など生きるか死ぬかの極限状態に発生する謎の現象で、正体のわからない不思議な人物が目の前に表れ(声だけの場合もある)、その人物の導きに従って進むと危機を脱することが出来る。

    この正体不明の導き手を「サードマン」と呼ぶ。

    例えば次の様な実例では、

    1.雪山登山の最中に吹雪に見舞われて遭難寸前。吹雪で前が見えないし、すでに指先や足先の感覚が麻痺している。深い雪の中を一歩進むのもつらい状況だ。そんな時、目の前にあり得ない状況が!なんと、猛吹雪の中であるにもかかわらず、普通の服を着た女性が現れたのだ。彼女は何も言わずにスッと吹雪の奥に消えていく。必死に追いかけていくと、その先に小さな光が見える。最後の力を振り絞り、その光にたどり着くと、そこは避難用の山小屋であった。息も絶え絶えにその中に入るが、その山小屋の中に先ほどの女性は見当たらない。標高3000メートルの雪山、しかも猛吹雪。

     

    2.ある親子が山の急斜面の杉の大木にある大鷹の巣を見にいった。帰りが遅くなり辺りは闇に包まれ、闇の中を親子は急斜面を進む!

    と、その時、後ろから付いて来た息子が急斜面を300m下の谷の方へ漆黒の闇の中、滑落してしまった!!

    父は急斜面を、息子が滑落した方向へ手探りで下るが、どこにも息子の姿は見当たらず矢も終えず闇の中をもう一度登り返し、上から滑落方向を目を凝らし探した。

    すると、ある地点にライトが光っていて、その場に下りて見ると息子がその場に倒れていた。救出し辺りを見ると蛍が飛んでいる。きっと、サードマンが蛍を使って息子の居場所を教えてくれたのであろう。

     

    人間が危機的な状況に陥った時に助けてくれる”奇跡”は存在しているのかもしれない!?

     

    実例1の参考:サードマン現象とは?その神秘体験の秘密と正体について  

     

     

    三ノ峰から別山平への稜線

     

     

    別山平 2,208m

     

     

    お花は暑さであまり無く、御手洗池も酷暑で干上がっていた

     

     

    別山平から別山山頂を目指す

     

     

     

     

     

    山頂に近ずくにつれガスってきた(;^ω^)

     

     

     

     

     

    別山山頂 2,399m

     

     

    手前、別山神社と白山への縦走路

     

     

    白山は雲隠れ(;^ω^)

     

     

    白山平瀬道、大倉尾根方面

     

     

    白水湖

     

     

    帰路:山頂部から上小池駐車場まで9,7km(*_*; この時、1時40分

     

     

    来た道を三ノ峰へ下る

     

    http://www.asa2000.info/

     

     

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