厳冬、純白の木曽駒ケ岳2

2019.02.02 Saturday

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    千畳敷駅の標高2,612m、ここから千畳敷カールという2万年前に氷河がゆっくりと流れ削り取られた半円形状の窪地が広がる。千畳敷の名の由来は畳を1000枚敷いた広さがあることに由来している。

     

    千畳敷から八丁坂という急登を乗越浄土という主稜を目指していくが、雪の季節以外は九十九折に登山道が整備されているもののこの季節、登山道は雪で埋没しているためほぼ直登となる。(;^ω^)

     

    八丁坂後半ともなると勾配はかなりきつく、3000m近い高度とも相成り心肺にかなり応えてくる!!

    ((+_+))ドキドキ

     

    乗越浄土の手前120m前辺りから特に急斜面となり、乗越から吹きおろしの強風で雪面は凍結しカチカチのアイスバーン状態、

    アイゼンの前爪をアイスにトゥーキックしながら突き刺し、ピッケルでもアイスを突き、しっかりと足場を確保しながら慎重に三点歩行で進む!アイゼン、ピッケルワークの真骨頂場でもある。(;^_^A

     

    友人はこの日、初のピッケル使いでいきなりハードルの高い試練にぶつかるが無事にやり遂げ乗越浄土に上がった。

    !(^O^)!

     

    主稜線の乗越浄土に登った途端に凄い強風、顔面をネックゲーターで覆いアウターフードで頭を保護し凍傷を防ぐ。標高の高い山は気圧が低いため風速1mで-1.5℃体感が下がる!この日、このあたりで−8℃、約12m以上の風、体感はー25℃くらいとなり停滞は低体温症の危険となる!!

     

    乗越浄土からの景観はそんなリスクも忘れてしまうほど、伊那前岳、宝剣岳、中岳の稜線、南アルプス、富士山、八ヶ岳、すべての山々がニッコリ☻微笑んで迎えてくれているようだヽ(^o^)丿

     

     

    スタート遅れが幸いしオーラスで千畳敷カール独占歩行(^O^) 先方者3人、後方0人

     

     

    しっかりトレースされた千畳敷カールをオオトリで進む友人

     

     

    後続者なしの独壇場 超贅沢(^^)/

     

     

    このあたりから八丁坂は急登に

     

     

    宝剣岳が聳える 手前雪面傾斜がこのあたりの斜度

     

     

    感動or苦しさ!? 雄叫びをあげる友人

     

     

    乗越浄土手前のアイスバーン アイゼン、ピッケルワーク真骨頂発揮

     

     

    同所から後方を振り返る 滑ったら止まらない(;・∀・)

     

     

     

     

     

    伊那前岳への稜線

     

     

    乗越浄土から千畳敷カールを眺める 手前は夏道登山道、その下は登山道埋没している

     

     

    乗越浄土からの景観 伊那前岳(2,883m)と後方に南アルプス

     

     

    北八ヶ岳 八ヶ岳

     

     

    手前から宝剣岳(2,931m) 三ノ沢岳(2,846m) 空木岳(2,864m) 南駒ケ岳(2,841m)

     

     

    http://www.asa2000.info/

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