不安と快感

2016.01.23 Saturday

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    不安は、セロトニントランスポーターの遺伝子型では日本人は世界一不安型が多い民族といわれますが、セロトニンの分泌を活性化する方法を先のブログ「幸福になる方法2」で書いてみました。

    では心理的側面から不安に対処して行くにはどうしたら良いのでしょうか?

    この手掛かりも心理作用が及ぼす脳生理的反応を紐解くとヒントが隠されている感じがします。

    不安を感じた時に反応する脳部位は「前帯状皮質」と「扁桃体」です。この脳部位は嫉妬、妬み、劣等感を感じた時にも反応する事がMRIなどの臨床でも分かっています。

    ロンドン大学で興味深い実験が試みられました。
    それは、「かつての同窓生が社会的に成功して羨ましい生活を送っているところを想像してもらう」ものでした。

    この時、男女19人の被験者からは前帯状皮質と扁桃体が強く反応しました。これは不安の時に感じる他、嫉妬や妬み、劣等感にも反応する脳部位です。

    次に「その羨むべき同窓生が不慮の事故、病気で失墜した」と想像してもらいました。
    ここで反応するのが「側坐核」と言って報酬回路の快感を産み出す脳部位でした。

    この事からも、ヒトの不幸は蜜の味なのです。
    社会通念ではヒトの不幸を喜ぶのは非人間的で社会悪でもありますが、根源的な
    感情として脳に備わっているものなので生物学的観点から人間とは性悪な生き物なのかもしれませんね。

    不安を払拭する報酬回路系(ドーパミン神経系)の活性化による快感は、単に生物学的欲望の充足だけでなく仕事や学習にも活かす事ができます。

    例えば今取り組んでいる仕事、学習を終えたら少しでもいいから自分にご褒美を与える行動などは報酬回路を活性化しモチベーションを高める有効な方法です。

    また、不安の反意語は安心ですが、不安の払拭は安心感が持てる事だと思います。
    安心感を持つには自分への自信と信頼が裏打ちされなければならず、自分に自信を持つには日々反復する事、繰り返し行う事を継続して行く事と思います。

    学習でもそうですが、英単語を覚えるにしても算数を上達させるにしても反復練習は確実にその分野を得意にします。
    勉強に王道無しです。

    自分が達成したい事などを上記の方法でやり続ける事は脳生理的にも確実な方法と思われます。

    特定の脳部位の活性から見る心理との相関はこれはごく一部ですがこのような特質があります。

    このような脳特性を上手に使い、幸福に生きて行くための行動指針を立てて行くと良い方向に向かうかもしれませんね!

    最大寒波到来、お体気をつけて


    1月20日 豊橋
    コメント
    「勉強に王道はない」名言頂きました!
    正にそうですね♪日々やり続ける事の大切さを今回のブログ記事で勉強させて頂きました。

    • by キフネ
    • 2016/01/24 8:27 AM
    浅倉先生の名言を集めたカレンダー
    「毎日 理事長!」の発売が待たれます(^^)v
    • by りんご探検隊長
    • 2016/01/24 12:06 PM
    面白い実験ですね~(^-^)
    想像するだけでも
    脳はしっかりと反応を示しているんですね~(・д・)

    継続は力なりですね(^-^)v
    脳の特性もうまくいかして
    こざるたちも運動や学習に自信がもてるようになるといいナ♪(*´艸`*)

    今晩は雪ですかね~f(^_^;
    そしたら明日の通勤はまた渋滞だ~o(><;)(;><)o
    • by おさるさん☆
    • 2016/01/24 3:12 PM
    @キフネ王子
    王子の勉強への取り組みや資料の作成などを見ていると、コツコツ反復しながら継続していますよね!(^o^)
    そう言う姿、実は私のモチベーション上げています(^-^)/
    ドーパミン発火です(^∇^)
    • by asa
    • 2016/01/24 6:06 PM
    @りんご探検隊長
    修造の様な365日名言は持ち合わせていませんよ!(苦笑)
    言葉よりイメージの方が脳に変化を与える事は得意みたいですね。(^_^)
    • by asa
    • 2016/01/24 6:12 PM
    @おさるさん☆
    コツコツ努力する大切さは子供の頃、私も親によく言われてましたがその頃はそんな事は全く意に介さず遊びほうけてました( ̄▽ ̄)

    今になって、努力は裏切らない事を体験的に知りその事を大切に行動して行くようになりました。

    それによる成功体験を少しずつ積み重ねる内に、
    努力する事の大切さを肌で感じます。
    感じた事は大脳皮質感覚野から入力されて海馬に記憶保存され必要な情報は長期記憶の場に送られて行きます。

    ポジティブな行動体験は継続して行く上での大変大切なモチベーションになりますね!

    雪、積もりますかね?子供達は喜びますね(^-^)/
    • by asa
    • 2016/01/24 6:32 PM
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