足は第二の脳 2 (バランスをとる)

2016.04.10 Sunday

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    2015.12.27 ブログ☞足は第二の脳で足の裏には好感度センサーが備わっていて、立つ・歩く・走る・バランスなどを無意識にコントロールしている事を話しました。



    足が担う好感度センサーと役割を説明します。
    ヒトの皮膚や、筋肉(筋紡錘)、腱、関節には感覚受容器といって、触覚・圧迫覚・温度覚・痛覚・平衡覚(バランスなど)を担うセンサーがあり、これらの感覚をそれぞれの感覚受容器から脳へ伝達しています。




    足の裏にはとりわけこの感覚受容器(メカノレセプター)が多く存在していて、例えばバランス感覚などは立っている時に、体重がどこにどうかかっているかを検知しその情報を脳に送り、脳は目や耳にある三半規管から入ってきた刺激とメカノレセプターからの情報とを統合して「今、体が真っ直ぐになっている」とか「体の重心がずれている」などを判断して、体が真っ直ぐに位置するように(あるいは転倒しないように)、体の各筋肉に司令を出し立位時のバランスを維持します。

    体のバランス、姿勢維持、姿勢制御などは
    足部や足の裏の感覚受容器(メカノレセプター)がとりわけ重要な役割を果たしています。



    現代社会において環境的、安全性、生活習慣の変化、ゲーム・PC等、こどもが外遊びをしなくなる傾向が増え、この遊びの変化(足を使わない)が子供たちの足部や足の裏の感覚受容器(メカノレセプター)をますます低下させて転倒事故等も増えています。

    足は第二の脳とは、足にはこのように重要な感覚受容器(メカノレセプター)が多数あり、またこのメカノレセプターからの情報を大脳皮質感覚野で瞬時かつ精妙な解析で処理し、それに対応する動き(動作)を大脳や小脳が連携しながら瞬時かつ適切に筋肉に命令して姿勢維持、バランス、動きのコントロールをオートマチックに行っているのです。

    幼少期における脳発達には、足部(メカノレセプター)機能の発達させる外遊びなど足をよく使うことは大変重要な事です。




    もちろん万人にとって、脳可塑性といって脳が新しい神経細胞(ニューロン)を形成したり、脳神経細胞の神経回路再配線(脳内ネットワーク再構築・増強)などの脳内地図の書き換え、健康増進、認知機能拡大(記憶する、考える、判断する、人とコミュニケーションとる、などの脳の働き)、様々な能力の拡大、にも足部のメカノレセプター活性は大変重要な事なのです

    足底板を使う足部バランス改善の症例報告
    コメント
    その通り、足にはまだまだ解明されてない部分がきっと多くあり、脳にも多くの影響を与えていることは間違いないですよね(~o~)

    勉強になります(^_^)v
    • by paisenn ~>゜)〜〜〜
    • 2016/04/11 12:57 AM
    (@^^)/~~~paisenn

    足から大脳辺縁系にも影響があるみたいなので、
    感情・情緒の安定(扁桃体)や学習能力(海馬)向上
    にも影響がありそうですよ! ^^) _旦~~
    • by asa
    • 2016/04/11 1:12 PM
    そう考えると、
    登山は心身を安定させ、更に能力をアップさせてくれますね♪

    う〜ん、百利あって一害なしじゃないですか!
    いや・・おそがい場所あるんで、一害くらいはあるか・・(^^;)
    • by りんご探検隊長
    • 2016/04/11 9:10 PM
    @りんご探検隊長

    特に登山は登り、降り、様々な形状の路面を歩く、
    小走り、などで足部の様々な関節、筋、を満遍なく
    使い賢くなってしまうかもしれないですねぇ!(^^)!

    害は人間が自然を汚す、壊す事ですね(´・ω・`)
    • by asa
    • 2016/04/11 11:40 PM
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