リハビリ登山2・・・下山での脚へのダメージ

2016.12.13 Tuesday

0

     

    御在所岳中登山道は標準で登りが2時間30分〜3時間ほどで、御在所岳の登山道では眺望が良く奇岩・巨石など見どころも多いので最も人気のあるコース。

     

     

    この日は1時間30分で山上公園に到着したが、ここには人工雪で一面真っ白な銀世界が広がり一足早い雪山をわずかながら体験できた。

     

     

     

    今回の登山はここまで、帰り(下り)はロープウェイで降りる事を当初から決めていた。

    体力的にはまったく下りも問題ないが(多分1時間くらいで下りる)、損傷後の脚には下りは大変なリスクをともなう!

     

    登山でもっとも使われる重要な筋肉は大腿四頭筋という脚の曲げ伸ばしに働く腿前面の筋肉、

    今回わたしがケガした筋肉もまさにこの大腿四頭筋。

     

    大腿四頭筋は登りでは筋肉の長さをを縮めて力を発揮する(短縮性収縮・コンセントリック)による運動が主体で、下りでは筋肉の長さを引き伸ばしながら力を発揮する(伸張性収縮・エキセントリック)による運動が主となる筋肉だ。

     

    筋肉はもともと筋肉の長さをを縮めて力を発揮する(短縮性収縮・コンセントリック)が自然な収縮方法なので、筋肉の長さを引き伸ばしながら力を発揮する(伸張性収縮・エキセントリック)による運動方法は筋肉にとってはストレスのかかる筋収縮なのだ。

     

    登山下りでの大腿四頭筋は、筋肉の長さを引き伸ばしながら力を発揮する(伸張性収縮・エキセントリック)による運動が主となる歩行となるので当該筋にとっては大変な負担となる。

     

     

    ある実験で筋肉の短縮性収縮・コンセントリック運動と伸張性収縮・エキセントリック運動による筋疲労とダメージの比較をした。

     

    筋肉が損傷し筋細胞が壊れた時、血中には(CPK:クレアチ二ンリン酸キナーゼ)が放出される。

    実験では登り(短縮性収縮・コンセントリック運動)では血中にCPKはほとんど増えなかったが、下り(伸張性収縮・エキセントリック運動)ではCPKが大幅に増えた。

     

    運動後の筋力低下も短縮性収縮・コンセントリック運動では約10~20%減程度だったのに対し、伸張性収縮・エキセントリック運動では40~50%も筋力が低下した。

    (但し、普段から運動している人や登山している人はこの限りではない)

     

    筋力の回復も短縮性収縮・コンセントリック運動は速やか(約1日)なのに対し、伸張性収縮・エキセントリック運動は3日以上要する。

     

    この実験からも筋肉は伸張性収縮・エキセントリック運動(登山では下り)に弱く、エキセントリック運動で筋細胞も壊れやすく、筋疲労や筋力低下も起こし易い事がわかる。

     

     

    上記以外にも、下りで筋疲労や筋損傷が多い理由として着地衝撃がある。

    平地歩行や上りの着地時に脚が地面から受ける衝撃は体重とほぼ同じだが、下りやジョギングでの着地衝撃は体重の約2倍となる。

     

     

    登山において「登り」では、心拍数をあげ(ha-ha-zei-zei)心肺機能に負担がかかるので主観的なきつさや辛さは断然「登り」で感じるのだが、実際には運動生理学的にみれば「下り」は筋肉疲労・損傷ばかりかでなく筋細胞が壊れた時その老廃物である窒素化合物を処理するため腎臓にも負担がかかっており、登り以上に肉体的ダメージが大きいと言える

     

     

    上の写真は下りにおいて、前脚側(L)には強い着地衝撃と後脚側(R)には伸張性収縮・エキセントリック運動による負荷がかかり、このような負荷が下りにおいて左右の脚に交互に何万回も繰り返されるため筋疲労、筋力低下、筋破壊が起きる。

    これは登山での転倒・滑落が「下り」で圧倒的に多くなる理由でもある。

     

    関連リンク:http://mountain-top.jugem.jp/?eid=39

     

     

     

    ロープウェイで約12分の楽ちん下山、中登山道駐車場までは麓のロープウェイ駅から約30分登り返すが脚に優しい!?(;^_^A

    リハビリ登山を楽しんだ。(^o^)丿

     

    御在所岳山頂部

     

    雨乞岳(1237.7m)

     

    イブネ(1160m)

     

    クラシ

     

    鎌ヶ岳(1161m)

     

    鎌ヶ岳山頂部

     

    国見岳(1170m)

     

     

    コメント
    asaさん、こんばんは(・∀・)ノ
    寒くなってきましたねぇ

    3枚目の写真の
    おっきい綿棒みたいなのって
    何ですか~( ・◇・)?
    ど~なってるの~?ふしぎ~
    • by おさるさん☆
    • 2016/12/15 10:17 PM
    @おさるさん☆
    多分、何度か溶けてまたその上から人工降雪を
    繰り返すうちに樹氷が成長したのだと思います。
    綿棒、本当にその様に見えますねo(^o^)o

    この日も5枚目の写真の路面を見ると分かると
    思いますが、溶けてきてました。

    人工の雪は、カキ氷みたいにサクサクしてて
    雪のフワフワ感が無く自然のものとは違います。(不自然)
    • by asa
    • 2016/12/16 12:47 AM
    コメントする