肌で感じる5・・・感性を磨く38

2017.01.10 Tuesday

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    前ブログ、肌で感じる4ありのまま(真実)を感じていない可能性がある、と述べました。

     

     

    感覚(入力)の錯誤は、感覚器などの構造的なものから生じる避けようのないものと、脳の記憶にあるものや個々人の持つ概念、信念、観念などの情報を通す事で生じる二次的なものに大別できます。

     

    エネルギー的側面から考察すると、感覚・感性は入力で運動が出力となります。

     

    脳と身体活動

    身体感覚(入力)→ 脳 →身体運動(出力)

           左   左フィードバック

     

    関連リンク:エネルギーの循環・・・感性を磨く10

    リバウンドしないダイエット(入力・出力バランスから考える)・・・感性を磨く11

     

     

    例えば登山で目的の場所に進もうとした時、ある大きな木がチェックポイントとすると、視覚(感覚)からその大きな木を認識してそれを目指し歩行(運動)します。すると大きな木に近づくと木が眼前に迫り目的地に近づいた事を視覚認識(感覚へのフィードバック)します。

     

    生物としての身体活動の流れは、外界や環境への順応や適応を上記図に示した様に感覚→運動→感覚へフィードバックさせながら円滑化させます。

     

    つまり外界からの情報(感覚)を脳で処理し、適切な(運動)を起こし情報をループさせながら身体活動を営むようになっています。

     

    しかしヒトは、他の生物と違い大脳新皮質という思考・演算機能を持つ強力な武器を身に付けたがゆえにその機能(思考回路)が反って仇となり、その産物である常識・概念・観念等が身体感覚からの入力にフィルターをかけて感覚能力を不純なものとしてしまいました。

     

    では錯誤する感性(感覚)を、真実を感じとる確かな感性へ磨き育てることはできるのでしょうか?

     

    生物学的に動物とは「動く生物」との如く、物質環境のなかで身体運動を行ってきた生命体です。

     

    これを裏付けるようにヒトの脳は進化的に古い旧脳(脳幹・小脳・大脳基底核)の上に大脳新皮質がのっている構造となっています。

     

    旧脳(脳幹・小脳・大脳基底核)は身体活動、身体運動(出力)に深い関係をもつ脳部位です。

     

     

     

     

    このヒトの脳の構造からも分かるよう、旧脳から派生し後付けで大脳新皮質を発達させて来たことは生物は本来、身体運動(出力)を重点に作られ、それから身体感覚(入力)と身体運動(出力)のバランスを発展させて来たことをうかかがわせます。

     

    出力からの勉強法・・・感性を磨く12でも紹介した記憶力も、問題集から取り組んだ方(出力)が参考書を読む(入力)よりも記憶に定着し易い事が分かっています。

     

    米デューク大学のクルパ博士の実験では、ネズミがヒゲを積極的(能動的)に動かし(身体運動=出力)モノに触れた(感覚神経=入力)時と、ヒゲを(受動的)に(身体運動=出力)なしでモノに触れさせた(感覚神経=入力)時の感覚神経の活性度は、積極的に身体運動からモノに触れた時の方が10倍も感覚神経が活性化したそうです。

     

    参考:脳には妙な癖がある 扶桑社新書 池谷裕二著

     

     

    感覚・感性の活性化の方向
    脳・前頭前皮質(意志)→身体運動、行動(出力)→身体感覚、感性(入力)の活性化

     

     

    この事からも感性(感覚神経)は、身体運動や行動という(出力)から発信した方が活性化しやすい特性があります。

     

    この脳の特性を使い、意志から行動を通し体感しながら感性を磨いて行くことは脳生理学的にも順当な方法だと思われます。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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