藤原岳3・・・The last memory(救世主再来)

2017.02.10 Friday

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    藤原岳は南北にいくつかのピークを連ねた山々の総称で、一番南のピークを展望丘といい藤原岳山頂/三角点(1140m)になる。

     

    2年前、聖寺道登山口からの山頂部

     

    わたしが2年前、この山を登った時に大貝戸登山道から上がり聖寺道を下った事は記憶にあるのだが藤原岳山頂に登頂した記憶が無い。

    このためその時撮った写真を確認したところ、天狗岩(1165m)から撮った山頂の写真はあるのだが山頂での写真はない。

     

    天狗岩から臨む藤原岳山頂展望丘

     

    藤原岳山頂部のピークで一番高いのが天狗岩(1165m)なので、どうやら前回登頂時にはここを山頂と勘違いし藤原岳山頂/三角点(1140m)には登頂していなかった事が判明した。(;^_^A

    なので、今回が初めての藤原岳山頂への登頂となる。

     

    天狗岩(1165m)

     

    2/8 藤原山荘から天狗岩を臨む

     

     

     

    藤原山荘到着がAM11時過ぎ、ほぼ時を同じくし60代位の女性登山者2名が山荘に到着してきた。この方達はあちらこちらをしょっちゅう登山しているベテランさんで、藤原岳も今年1/6以来2回目でその時には積雪が全くなかったそうだ。

     

    今回はその時と全く違う雪山となった藤原岳に驚かれていて、この山荘までで引き返すとの事であった。

    さすがに8合目からの半ラッセルに体力を奪われ山頂まで更にラッセルして行ける体力が残っていない事と、山荘から山頂までは一度少し谷に下り登り返すルートとなり、正規の登山道は埋没しているのでフリーでルート開拓しながらラッセルし登高しなければならないため、雪庇の踏み抜きやルートを外した場合に谷から滑落の危険もあると言われていた。

     

    藤原山荘前から藤原岳山頂まではトレースも無くフリー登高

     

    山頂までも雪庇や深雪の踏み抜きなど困難が

     

    私自身も8合目からの半ラッセルに山荘に着くと大変な疲労を感じていて、110kgのウエィトでバーベルスクワットしても、20km以上縦走しても大腿部が痙攣する事など皆無なのだが、山荘に着いて暫くすると疲労と冷えから大腿四頭筋の外側広筋が軽く痙攣するのを感じた。

     

    これは正に、わたしが初めて御池岳で腰位の積雪をラッセルした際に痙攣した所で、ラッセルのハードさを再び筋肉で感じた。

    (◎_◎;)

     

     

    わたしがその方達の話を聞き登頂をためらっていると、単独での初登頂にはリスクがあるので止めた方がよいとのアドバイスであった。

     

    仕方なく一度山荘から出て山頂までのルートを描こうとしたのだが、新雪にラッセル跡もなく眼前に広がる真っ白な平原が、私の頭の中のシミュレーションも真っ白にさせた。(;´∀`)

     

    諦めかけながら再び山荘に戻るとその2人組の姿はすでに無く、代わりにその席には60代くらいの単独男性登山者がインスタントラーメンで昼食中だった。

     

    藤原岳の救世主

     

    初めは会話も無く、その方は黙々とインスタントラーメンをすすり私はルートスケジュールの変更を思案しながらマップをながめていた。

     

    その方が丁度ラーメンを食べ終えてかたずけをしていた正にその瞬間、アッ〜と電光石火の如く私から「山頂登りますか?」との問いに「ハイ」との即答が、すかさず「ご一緒させてもらっていいですか?」に「ハイ」と返していただき正に急転直下の山頂行きが決定した。\(-o-)/

     

    一昨年前、木曾駒ヶ岳千畳敷カールで出会った「救世主」の再来とばかりに、また目的地まで安全に導いてくれる方に出会えたのだった。

     

    山の神様からの山頂への招待状を胸に、山頂バースデイ会場へ続く真っ白な回廊をその「親切な救世主」と静かに歩み出した。

     

    山頂に向かうと突然、晴れ渡る

     

                                  つづく

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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