南木曾岳(雪山登山)4・・・あららぎ温泉と核融合発電

2017.03.22 Wednesday

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    南木曾岳の南木曽は「なぎそ」と読む。南木曾町は長野県の南西部、木曽谷の南に位置し面積の94%が森林、県下で最も人口が少ない町でもある。町域には、旧中山道の宿場町として栄えた「妻籠(つまご)宿」と「三留野宿」があり特に妻籠宿は、南側にある馬篭(まごめ)宿とともに木曽路最大の観光スポットとして多くの観光客が訪れる。

     

     

     

    南木曾岳の麓に「あららぎ温泉湯元館」という製材所が経営する日帰り温泉施設があり、木曾五木の高野槇の風呂桶はとても贅沢、ヌルヌル・スベスベ感の掛け流しのアルカリ性単純温泉で食事処も併設している。

     

     


    ここの地名の「あららぎ」とは、常緑高木の「一位(イチイ)」の別名で漢字で書くと「蘭」となる。

    あららぎ温泉で冷えた身体を解凍した後、併設の食事処で名物の木曾蕎麦を堪能した。

     

    これも登山後の至福の時間だが、何時もの単独登山の際は下山後に温泉施設も食事処へも立ち寄ることは無い。

    異種の大生命との交流後そのインパクトからの体感の満悦を、いかなる感覚をも遮断し、その余韻を楽しんでいたいからだ。

     

    ソバの産地の木曽地域の木曾蕎麦は淡白で歯ごたえのある美味しい信州そばだった。

     

    ここでヒロ君がある懸念を口にした。

    それは彼の住む岐阜県土岐市にある核融合科学研究所(核融研)で、核融合発電の実現を目指し3/7に始まった重水素実験のこと。

     

    重水素実験では、物質の原子核同士をぶつけ新しい原子核を作り出すことで膨大なエネルギーを生み出す核融合発電の実現を目指すとされ、実験は直径14メートル、高さ10メートル、総重量約1500トンの大型ヘリカル装置(LHD)で、核融合で必要とされるイオン温度1億2千万度の高温高密度のプラズマ生成と維持を目指すもの。

     

    実験では、放射線の中性子と放射性物質のトリチウムが発生する。大気中にも微量なトリチウムが拡散する。

    核融研によると、中性子を厚さ2メートルの壁と1・3メートルの天井で1千万分の1に減衰させ、トリチウムは2種類の除去装置を使って95%以上を回収、この施設から排出される核廃棄物は千葉県柏市にあるアイソトープ協会の保管施設に行き保管される。

     

    実験期間は9年間。実験では放射性物質のトリチウムと中性子線(放射線)が発生するため、環境汚染や健康被害を懸念する市民グループは核融研の施設前で抗議活動を行っている。

    (3/7 CHUNICHI Web)

     http://www.chunichi.co.jp/s/article/2017030790215447.html

     

    核融合発電は太陽で起きる核融合を地上で再現するもので、実現すれば3リットルの水と0・3グラムのリチウムを燃料として、日本の1人当たりの年間電気使用量を発電できるとされ、化石燃料などの枯渇が心配される中、「夢のエネルギー・地上の太陽EG」として期待されているという。

     

    安全で、恒久的、効率的な夢のEGとして期待される「核融合発電」との触れ込みなのだが?

    恒久的安全性の基準とは?

     

     

    帰路:富士見台高原   恵那山

     

    岐阜県は全国的に見て、活断層が集中している地域であり、内陸型地震が発生する可能性が高い地域。

    明治24年の根尾谷断層を震源とするM8.0の濃尾地震は、日本史上最大の内陸地震として知られ、岐阜県と近隣の県の死者数は7,273名を数え、家屋全壊は14万棟を超えたと記録されている。

     

    岐阜県土岐市直下には恵那山ー猿投山活断層帯、北西に濃尾断層帯、東に木曽山脈断層帯など大きな活断層に加え、岐阜県には26の主要活断層帯がある。

     

     

    自然・地球と人類との真の恒久的な共存と共栄とは?

     

    人間の利便性的観点からだけのEG供給の手段は、歪みと破たんを招来するような危惧を憶えた。

     

     

     

     

                                                                                      南木曾岳(雪山登山)了

     

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    コメント
    本当に安全な施設や実験なら、
    永田町や霞ヶ関でやってもらいたいっすよね(ToT)/
    • by りんご探検隊長
    • 2017/03/22 7:19 PM
    @りんご探検隊長

    核融施設は、見学させてくれるみたいですが、
    ある学校の先生が2mもある施設のドアーを見て
    核融施設の人に、これだけ分厚いドアーで遮蔽
    しないと放射能漏れするんですかと?
    質問したそうです。
    すると、施設の人は黙ってしまったと聞きました。

    核を利用するのなら、恒久的安全性、絶対性が保証
    されなければ事故が発生してからでは手遅れです。

    現にこの施設では2年程前火災による死亡事故が起き
    ました。
    • by asa
    • 2017/03/22 9:40 PM
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