肉体の大切さ5・・・脳を活性化する

2017.06.06 Tuesday

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    先の「睡眠」において、重要な役割を持つ脳部位が脳幹網様体という所です。

     

     

    脳幹網様体

     

     

    ,海良位は睡眠中においてはレム睡眠時に働き、睡眠のリズムをつくります。

     

    睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠があり睡眠の間中、両者を交互に繰り返します。

     

    レム睡眠(Rapid eye movement sleep, REM sleep)は、名の通り急速眼球運動を伴う睡眠で、体は休息中にかかわらず大脳は活動している状態です。この眠りは浅い眠りで、脳内では「海馬」がシータ波という脳波を出して情報の脳内再生と記憶の整理を行っています。

     

    ノンレム睡眠 (Non-rapid eye movement sleep, Non-REM sleep)は、副交感神経が優位になって血圧・心拍数が低下し大脳が休息している状態です。この眠りは深く、いわゆるぐっすり寝ている状態です。脳内では大脳皮質がデルタ波を出し、記憶として保存する作業を行います。ノンレム睡眠を発現させる場は視床下部の前脳基底部です。

     

     

    白山に咲く花々

     

     

    脳幹網様体は「覚醒」にも働く場でもあります。この部位には脳を覚醒状態にする神経群の核が集まり、セロトニン、ノルアドレナリン、ヒスタミンなどの神経伝達物質が大脳皮質の広い範囲に投射して大脳を活性化し覚醒させています。

     

    脳幹網様体にはこの他に、

     

    錐体外路運動神経系(主に随意運動の調整、制御を無意識下でおこなう)と連絡して運動や姿勢を調整する。

     

    で彰瓦亮律神経核と連絡して呼吸や循環など生命維持に働く。

     

    などの機能があります。

     

    少し難し話になりましたが、脳幹網様体の役割の中でピックアップしたいのが上記の、

     

    脳幹網様体は大脳皮質と連絡して大脳を「覚醒状態」にする、という機能です。

     

    脳幹網様体は、皮膚からの触覚、圧迫覚、温度感覚、痛覚などの感覚刺激や、舌からの味覚、耳から聴覚、目から視覚などの感覚情報が集まり、これらの感覚情報が刺激となり、脳幹網様体の神経細胞群から脳の視床や大脳皮質に脳内伝達物質を送る(投射)することで、大脳を覚醒して意識を保たたせます。

     

    このように脳幹網様体では様々な感覚情報が刺激となり大脳皮質を覚醒、活性化させることから、

    これら作用を上行性網様体賦活系といいます。

    賦活とは活力を与えること、物質の機能・作用を活発化することをいいます。

     

    意識障害などがある患者さんに、意識の覚醒を促すため、感覚刺激を与えて脳幹網様体を活性化するリハビリテーションなどが行われます。

     

     

     

    上行性網様体賦活系

     

     

    脳幹網様体の前方にある、前脳基底部にマイネルト基底核という神経核があります。

     

    この部位も脳幹網様体からの感覚刺激や、特に視覚、聴覚からの感覚刺激により活性すると、広範な大脳皮質への投射がおこり大脳皮質が活性化します。

     

    マイネルト基底核は記憶力増強、覚醒、認知機能、精神活動、に大変重要な働きを持つため、マイネルト基底核が活性化すると大脳皮質全体のポテンシャルが上がります。

     

    マイネルト基底核が傷害されると、認知機能低下、人格の変化を主な症状とする認知症の一種であり、認知症の60-70%を占めるアルツハイマー病などを発生します。

     

    では、脳幹網様体やマイネルト基底核を活性させ大脳を賦活(活性)させるにはどうすれば良いでしょうか?

     

    脳幹網様体、マイネルト基底核は体の様々な感覚情報が集まり、その感覚刺激により活性化するので、

    感覚受容器(皮膚感覚、運動感覚、視覚、聴覚、味覚)などからの感覚刺激を鋭敏に働かせる事ができるように訓練します。

     

    例えば、皮膚感覚や運動感覚を活性化させ脳幹網様体を刺激する方法として、

     

    (メカノレセプターによる感覚刺激の活性)

    「メカノレセプター」というのは、全身にある感覚受容器で、関節の角度や筋肉の収縮の情報を脳幹に送り、視床を経由して大脳皮質感覚野に送り、その情報をもとに脳からは各筋肉に指令を出してバランスをとります。

     

    足の裏(踵、足の指の付け根、足の親指)には多くのメカノレセプターが存在しています。

    この受容器の役割は「センサー機能」です。


    立っている時に足底部のメカノレセプターは、体重がどこにどうかかっているかを検知し、その情報を脳に送ります。

     

    脳は、目や耳にある三半規管から入ってきた刺激と、メカノレセプターからの情報とを統合して「今、体が真っ直ぐになっている」とか「少し右に体の重心がずれている」などを判断します。

    そして体が真っ直ぐに位置するように(あるいは転倒しないように)、体の各筋肉に司令を出しバランスを取ります。

     

    このように、メカノレセプターへの刺激入力をする事によって脳幹網様体から大脳を効果的に活性化させる事ができます。

     

    足からメカノレセプターを活性化させる方法は、

    肉体の大切さ3・・・運動でも紹介しましたよう、

    片足立ち、閉眼片足立ち、片足スクワット、足指じゃんけん、タオルギャザー(足指でタオルを引き寄せる動作)、

    その他にもバランス運動は全身のメカノレセプターを刺激する脳トレになります。

     

     

    タオルギャザー

     

     

    さらにマイネルト基底核は視覚、聴覚からの感覚入力からも活性化するので、

    肉体の大切さ2・・・食事で説明した、視覚、聴覚からの情報に気を配り、目、耳からなるべくネガティブな情報や感性を鈍らすような情報を入れない配慮や努力、五感の感覚器官のノイズになるようなものを生活から排斥していく努力、自然の中でpureなものに触れたりしながら五感を活性化したりするなどし、感性を磨く事でもマイネルト基底核は活性化し広範な大脳皮質への投射により脳全体への賦活(活性化)がおこります。


    http://www.asa2000.info/

     

     

     

    コメント
    こんばんは(o^−^o)お久しぶりかなぁ?
    ピカピカおじさんにコメントして以来かも!?
    肉体の大切さのシリーズ、興味深く読ませていただいてますよ(*^^*)
    自分なりに生活に取り入れてみようと思いますp(^-^)q
    白山の花、鮮やかなピンクや黄色が緑色の葉の中で映えますねv(^∀^*)
    石巻山の景色も素敵でしたね♪
    • by おさるさん☆
    • 2017/06/07 9:17 PM
    @おさるさん☆
    コメありがとうございます^^
    何時も見ていただきありがとうございます。

    熊八爺、以来ですね〜( ^∀^)

    感性を磨くと言っても、何をどうしてイイやら…?
    私も以前そんな感じでしたが…!(`・ω・´)

    感性を磨き高める良い方法は、
    絵の綺麗なお姉さんがしてる様に、
    メカノレセプターを活性化する運動や、
    バランス系の運動などを、
    体感してみてください。( ^∀^)
    • by asa
    • 2017/06/07 10:39 PM
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