快感と不快1・・・感性を磨く45

2017.09.25 Monday

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    最近の社会・国際情勢を見ていると、とても不快なNewsに溢れている。

    核兵器による威嚇と罵り合い、日本の核兵器禁止条約の署名への不参加、地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」から米国の離脱、などなど、

    これら全ては当事国同士の問題でなく、人類・地球の存続に関わっている。

     

    何を快感として感じ、何を不快感に感じるかには個人差があり、正に感性の問題であろう。

     

    放射線医学総合研究所である興味深い研究が行われた。

    平均年齢が22歳の男女19人に参加してもらい、「かつての同級生が社会的に成功して羨ましい生活を送っている」シーンを想像してもらった。

     

    この時、脳部位の活性をみると前頭連合野の後にある「前帯状皮質」であった。この部位は不安や不快な情動、苦痛の時に活性する脳である。

     

    次いで、「その同級生が不慮の事故や相方の浮気で不幸に陥った」事を知ったときに活性された時の脳部位は「前帯状皮質」のかわりに報酬系の脳「側坐核」であった。

    「側坐核」は心地良いと感じる時に活性する快感を感じる脳である。

     

    実験に関する記載参考:脳には妙なクセがある 扶桑社新書 池谷裕二

     

    「報酬系」:とは、ヒト・動物の脳において、欲求が満たされたとき、あるいは満たされることが分かったときに活性化し、その個体に快の感覚を与える神経系である。

    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

     

    「快」を感じる脳 『側坐核』


     

     

    ドイツ語でこのような感情を表す言葉をシャーデンフロイデという。

     

    シャーデンフロイデ(独: Schadenfreude)とは、他者の不幸、悲しみ、苦しみ、失敗を見聞きした時に生じる、喜び、嬉しさといった快い感情。ドイツ語で「他人の不幸(失敗)を喜ぶ気持ち」を意味する。日本語で言う「ざまあみろ」の感情であり、日本でのシャーデンフロイデの類義語としては「隣(他人)の不幸は鴨(蜜)の味」、同義の「メシウマ(他人の不幸で飯が美味い)」という俗語が近い物として挙げられる。 

    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

     

    他人の不幸(失敗)を喜ぶ気持ちは大変に卑しい心と顕在的には思ってはいても、それは本心で無い事を正直に反応する脳が露呈する結果となった。

     

    ヒトにより、快・不快に感じるものには違いがある。

    あるヒトは、他者を罵倒し貶め、自然が破壊されても、自分の利となれば快感、極端な例だが…。

     

    しかしながらシャーデンフロイデは誰しもの本質的な心に潜む邪悪さでもある。

     

    「快」に感じるものとは、本能的なもの、自分の欲求を満たすもの、満たされるものでもあり、

    これが快・不快の個人差ともなる。

     

    一方、「快」・「不快」に感じるられるものとは個々の感性の違いにもよるものだから、ヒトによっては同じ事象でもそれが「快」ともなり「不快」ともなる。

     

    正しく感性を働かすという事は、最も精緻正確な「快」情報であると言うことでもある。

     

    で、正しく感性を働かすとは?

     

                            つづく

    http://www.asa2000.info/

     

     

     

     

     

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