南木曾岳(厳冬期編) 3 見晴台からの絶景!?

2018.01.16 Tuesday

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    山頂手前の最後の急登は膝位の積雪をラッセルしながらよじ登るように這い上がる。ラッセルはその名の通り人間ラッセル車!

    これが大変に体力を消耗する!!(◎_◎;)💦

    私が初めて雪山デビューしたのは鈴鹿山脈最高峰の御池岳(1247m)、この時は10人くらいのパーティで腰位の積雪を順番にラッセルしながら進路を開いたが、何せ初めての雪山であったためラッセルの要領も得ず疲労困憊し腿にも痙攣を起こしてラッセル不能となり、他の方々にラッセルしてもらってその後を登らせてもらった。(;´Д`)

     

    南木曾岳山頂には登山口から2時間半、ほぼ雪山以外の登り標準タイムで登頂した。南木曾岳山頂は周囲を樹々に覆われて眺望は無いのでその先の見晴台に歩を進める。山頂から見晴台までは無雪期ならば約15分くらいなのだが、さらに積雪は膝上位となりここまでのラッセルでの疲労がドッと出て5~6歩進んで止まっては呼吸を整えては進む、そんな繰り返しで何にか体調がおかしい事に気づく!

     

     

    南木曾岳山頂(1677m)

     

     

    これは、紛れもなくシャリバテ(◎_◎;)

    シャリバテとは燃料(食べ物)切れでガス欠状態となり、身体に力が入らず筋肉が動かなくなること!

    雪山で身体が動かせず停滞するとたちまち低体温症となるリスクも高まるので速やかに食べて燃料補給しなければいけない。

    登山時の燃料は主に炭水化物と脂肪、これらの栄養素を酸素で燃やしその時に出るエネルギーで筋肉を動かしている。

    炭水化物と脂肪を燃料という観点で見ると次のような特色がある。

    体内に貯蔵できる炭水化物の量は1.5時間、脂肪は7,4日、登山のような中強度のスポーツを連続的に行った場合、炭水化物は1,5hrで枯渇してしまうのに対し、脂肪は7,4日分も体に蓄えられる。

     

    では多少食べなくても体内に蓄えられている脂肪を燃焼させれば1W以上も体力を維持し、尚且つ脂肪をどんどんエネルギーとして燃やしてくれればダイエットにもなると思われるのだが、そうはいかない!

     

    炭水化物は単独でも燃えてエネルギーに変換する事ができるのだが、脂肪は炭水化物と混ぜ合わせないと燃えない性質があり、脂肪だけではエネルギーに変える事ができない。

    このため、炭水化物が枯渇してしまうと脂肪が体内にたくさん残っていても単独ではエネルギーとして使うことができなくなる。

    登山でいうシャリバテ(炭水化物切れ)とは、体が燃料(食べ物)切れとなり筋肉を動かせなくなることを言う。(~_~;)

    南木曾岳山頂(1677m)まで2時間半で登り、雪山以外ならこのくらいの登高ではそれほどシャリバテを起こすことは無いのだが、ここまでのラッセルしながらのハードな登高が何時も以上に体力を消耗し急速に燃料切れをおこしてしまったようだ。

     

    炭水化物と脂肪を混ぜながら使い続けても登山のような中強度の運動では連続で3~4時間くらいの行動がシャリバテとなるボーダーになるため、必ず適時行動食などを摂る必要がある。特に冬山のような過酷な条件では一層速く炭水化物が枯渇する。

     

    ダイエットなので有酸素運動をするときなども、空腹状態で運動しても炭水化物が直ぐに枯渇してしまうので脂肪が燃えずダイエット効果も出にくくなる。このため運動前には炭水化物を補給してから有酸素運動した方が反ってダイエット効果は上がる。ただしダイエット効果を期待するなら1回の運動は最低でも20分以上行う!

     

    この日から今季最大の寒波到来で、午後から天候は荒れるとの予報も出ており見晴台からの眺望も無し!とりあえずは樹氷を見ながら凍りかけたパンなどの食べ物を口に放り込み素早く燃焼補給をした。

     

     

    見晴台からの眺望なし

     

     

    見晴台からさらに進むこと10分くらいのところに避難小屋がありその先が展望台となっている。

    天気が良ければ正面に中央アルプス、北アルプスや御嶽山、乗鞍岳などの大眺望を見ることが出来るが、見晴台から展望台へはさらに積雪が深くなり軽く膝上オーバー、体力的にも下りの事を考えるとこの日はここまでとし小雪がちらつきはじめる中を急な下りを慎重に約1時間40分で無事下山した。

     

     

    見晴台の樹氷

     

     

    見晴台からの眺望(H29.3)御嶽山 3067m 乗鞍岳 3025m

     

     

    噴煙を上げる御嶽山 3067m 

     

     

    乗鞍岳 3025m

     

     

    穂高連峰

     

     

    山頂部

     

     

     

     

     

    避難小屋と展望台(H29.3)

     

     

    展望台からの眺望

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    下山

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    http://www.asa2000.info/

    コメント
    りんご探検隊をザックに入れて登って戴ければ、
    頂上で珈琲を煎れて差し上げます♪(^o-)g
    • by りんご探検隊長
    • 2018/01/16 4:56 PM
    @りんご探検隊長
    1,600mはー10℃以下の世界なので、コーヒー
    煎れてるうちに凍ってしまいますよ!(>_<)

    因みにー10℃では、りんごで釘は打てません!
    むかしCMでやってたバナナで釘を打つ適温は、
    バナナの水分を凝固させるー20〜ー40℃がよく、
    それより低くなるとバナナのセルロースの組織脆化で
    バナナが脆くなり粉砕するようです(°_°)
    過ぎたるは及ばざるが如し、柔よく剛を制す、
    にも繋がりますね(^ ^)
    • by asa
    • 2018/01/16 8:04 PM
    なにげにラッセル好きそうだし
    楽しんでそーw
    • by みだい兄さん
    • 2018/01/17 9:49 AM
    @みだい兄ちゃん
    こういう困難に立ち向かうシリーズ、
    好きなですよ〜^_^
    原点は川口探検隊シリーズ、
    「死の八甲田山の謎!映画も明かせなかったその真相」
    地獄の雪中行軍隊199人は何を見たか!?
    (^O^爆)
    • by asa
    • 2018/01/17 1:34 PM
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