経ヶ岳(2296m・200名山)3・・・山頂景色無し、速攻下る

2018.06.09 Saturday

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    7合目まではほとんど出合わなかった登山者も、それ以降はちょくちょくと出合っては挨拶を交わした。

     

    眺望が臨めるのは7合目、8合目、8~9合目の間のポイントまで、経ヶ岳山頂(2,296m)は高木が囲み樹々の間からわずかに中央アルプスが見える程度、しかも山頂部は小さな虫がいっぱい飛び交い昼食を食べることはおろか、息を吸うだけで虫も一緒に吸い込む程で顔は虫にたかられムズムズ、とても長居する場ではなかった。

     

    ちなみに、ムズムズ感、痒み(かゆみ)、などを感じる神経の経路は脊髄から上行し、

    脳の視床へ、最終的には大脳皮質体性感覚野(頭頂部辺)で感知されます。

    この神経路は他にも、身体の痛み、温度感覚、性感、なども感じる神経路でもあり、同じ神経回路をこれらの感覚神経が共有し使い回しをしています。

     

    この他にも同じ脳回路を共有するものとして、「苦味」と「嫌悪感」、「身体の痛み」と「こころの痛み」、

    「眼球運動」と「暗算」などがあります。

     

     

    「苦味」と「嫌悪感」は同じ脳回路を共有

     

    ヒトの様々な感覚、運動、心理作用の脳回路を一つ一つゼロから作るとなると、その脳神経回路を作り上げるまでには膨大な時間や労力がかかるため、人体は複雑極まる神経回路を様々な感覚、運動、心理回路などを共有して使うことで転用し、省略したと考えられています。

     

    このように、本来は別目的で機能していたツールを他の目的に転用することをコオプト(co-opt)と呼び、

    高次で複雑な脳回路もコオプト(co-opt)されて単純化されています。

     

    山頂到着は11時過ぎ、登り2時間56分(標準5:10)と、2ヶ月振りの山行で持久力が懸念されたが以前より総合的に体力は上がっている感じがした。

     

    3月くらいから徐々に有酸素運動、筋力・筋持久力の運動強度を上げ、さらにバランス感覚強化のためにヨガも取り入れた事が、今回のハードな山行での所要時間結果をみると適切なトレーニング方法であった事を証明した。

     

    関連リンク:最大酸素摂取量と運動強度

     

    帰路は往路と同じルートを1時間49分で下山。

     

    経ヶ岳 

    仲仙寺ルート:山行4時間45分 (標準:8時間40分 MAPPLE基準)

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    経ヶ岳山頂

     

     

    山頂からの風景

     

     

    スミレ スミレ科

     

     

    ミヤマキンバイ バラ科

     

     

     

     

     

     

    8~9合目間から 北八ヶ岳 八ヶ岳 南アルプス連峰

     

    http://www.asa2000.info/

     

     

     

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