2018 恵那山 1・・・神坂峠ルートからのLong trekking
2018.06.18 Monday
恵那山(2,191m)日本百名山、新・花の百名山は、長野県阿智村と岐阜県中津川市にまたがる中央アルプスの最南端の山。
別名を山容が船を伏せたような形をしているところから船伏山(ふなふせやま)ともいい、古くは伊勢湾を航行する船の目標となっていた。
全山が中生代白亜紀の濃飛流紋岩という崩れやすい地質であるため、ウバナギ崩壊地や天狗ナギ崩壊地などが見られる。
恵那山に前回登ったのは2015年10月の紅葉の時期、広河原ルートで登った。
2001年10月に開通した広河原登山口からのルートは、恵那山登山ルート中で最もコースタイムが短い為人気のあるルートでほとんどの登山者がこのルートをピストンする。
広河原ルート 2015.10.21
今回(6/17)の神坂峠ルートは、登山口となる神坂峠(1,576m)は木曽山脈南端の恵那山の北側を超える峠で、古道・東山道が神坂峠を越えて岐阜県中津川市と長野県阿智村を結んでいた。
神坂峠ルート登山口
東山道は1300年以上前の7世紀に大和朝廷の古代律令により作られた官道のひとつで、近江(滋賀県)を起点に、美濃(岐阜県)の坂本駅を経て、神坂峠を超え、長野県阿智村へ出て、伊那谷を北上し、諏訪から陸奥・出羽国(東北地方)に通じていた古道。
東山道の中でも美濃の国と信濃の国の間にある神坂峠は最大の難所で距離は約40kmあり、標高差1,000mを超え恵那山特有の脆弱な地質に急峻な坂道であったため、多くの人がこの場所で命を落としたと言われている。
神坂山(1,685m)
1952年(昭和27年)に神坂峠近くの「手向ヶ丘」から祭祀遺跡が発見され、この神坂峠祭祀遺跡は古墳時代から中世にかけてのもので、この地が古代からの要所であった事を裏付ける。
恵那山への岐阜県側からの登山口はこの神坂峠と黒井沢の二つがある。
神坂峠ルート
計距離: 12.5km
最高点の標高: 2194m
最低点の標高: 1306m
累積標高(上り): 1065m
累積標高(下り): 1033m
登り:5時間
下り:3時間50分 計8時間50分(MAPPLE基準)
神坂峠ルート2189m(往復)
鳥越峠(1550m)⇔大判山(1696m)⇔前宮ルート・神坂峠ルート分岐(2170m)⇔恵那山避難小屋(2170m)⇔ー等三角点(2189m)
ところで山にはもう虫が出てますか(?o?)