2019雪山へ(竜ヶ岳1,099m) go to a mountain2
2019.01.16 Wednesday
アーユルヴェーダの考え方では、物質や現象の基礎にはエネルギーが働いているとし、体や心の働きの基礎にもエネルギーが存在して動きや変化が生じると考えます。
体、心の動きの基礎にはそれぞれ3種類のエネルギーが存在していると言われます。
体のエネルギーは3つのドーシャ(ヴァ―タ、ピッタ、カパ)によって支えられています。(図1)
ドーシャとは各々「地」「水」「火」「風」「空」など自然の事象を表し、速い、鋭い、重いなどといった性質を持っており、各々相互関係の中で増減を繰り返し、あるときは安定した健康な状態を、あるときはアンバラスで不健康な状態を作り出しています。(図2)
体のドーシャであるヴァ―タドーシャ、ピッタドーシャ、カパドーシャの3つのドーシャがバランスよく働いていれば身心は安定し健康状態を保ちますが、体の3つのドーシャの内でどのドーシャが過剰になりやすいかにより、各個人のドーシャの体質が決まり、ドーシャのバランスが崩れることで病気など不健康を生じさせます。(図3)
ドーシャと季節の関係では厳冬・雪などは、カパドーシャを増大させるのでカパの性質である安定性、固さなどをがより増大します。(図4)
厳冬期に雪山をトレッキングするなどはカパドーシャを増大させることになるので、カパの性質である心身の安定性や心身の堅固さを生み出します。
反面、ドーシャは過剰になるとアンバランスとなり病気や不健康生じるので、カパをバランスさせる生活を送りドーシャを安定させるようにします。(図5)
このように季節の変化と共に「地」「水」「火」「風」「空」など自然事象は変化し、その変化を鋭敏に感じ取る感性を育むことや、エネルギー循環を妨げない生活を送る(規則正しい生活)ことは、心身健康を維持する上でとても大切であることをヴェーダは教えています。
体のドーシャの性質と作用(図1)
体のドーシャ | エネルギー | 構成五大元素 | 性質 | 作用 |
ヴァータ |
風のエネルギー 運動エネルギー |
風・空 |
速さ、軽さ、動き、冷たさ 乾燥 |
運動;体内物質の移動 異化作用 |
ピッタ |
火のエネルギー 変換エネルギー |
火・水 | 熱さ、鋭さ、軽さ |
代謝;エネルギー変換 消化作用 |
カパ |
水のエネルギー 結合エネルギー |
水・地 | 重さ、安定、冷たさ、粘着 |
構造;組織・細胞の維持 同化作用 |
五大元素と性質(図2)
五大元素/ドーシャ |
性質 |
空(Vata) |
軽い、柔らかい、クリア、無限、拡大、活動 |
風(Vata) | 軽い、粗い、クリア、ドライ、冷たい、行動 |
火(Pitta) | 軽い、粗い、熱い、シャープ、ドライ、繊細 |
水(Pitta/Kapha) | 重い、柔らかい、鈍い、オイリー |
地(Kapha) | 重い、固い、鈍い、濃い |
ドーシャの体質と特徴(図3)
ドーシャ体質 | 体の特徴 | ドーシャ過剰による症状 |
ヴァータ体質 |
俊敏・活発 すばやく軽快 傷の治りが速い |
便秘、寒がり、腹部膨満、痛み 不眠、皮膚の乾燥 |
ピッタ体質 |
快食、快便 体が軟らかい 皮膚が輝く |
皮膚発疹、出血しやすい 胸やけ、灼熱感 目の充血、下痢 |
カパ体質 |
体力・持久力がある 体格がよい よく眠れる |
だるさ、眠気 口内が甘い、痰が多い 鼻水・鼻づまり |
ドーシャと季節の関係(図4)
ドーシャ |
季 節 |
ヴァータ |
晩秋〜初冬 |
ピッタ |
夏〜秋 |
カパ |
冬〜春 |
(図5)
カパをバランスさせる方法 |
日中はよく動く(活動的に過ごす)、寝過ぎや昼寝はしない、 朝日を見ながら散歩、運動習慣を持つ、 温かい食べもを摂る、食事の量を軽くする、 体を冷やさない |
藤原岳(1,171m三百)
白山(2,702m) 乗鞍岳(3,026m) 御嶽山(3,067m)
乗鞍岳(3,026m) 御嶽山(3,067m) 中央アルプス
写真ピークはなんちゃって山頂(;^ω^)
伊勢湾
雪庇
なんちゃってピークへ進むヒロ君、結構キツイ(;・∀・)
分岐到着
竜ヶ岳(1,099m)山頂部ダ〜 もうひと踏ん張り(;^_^A
助けられました、見守られましたm(__)m