AIの知能と人間の知恵

2019.03.17 Sunday

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    ホーキング博士は生前、「AIによる人類への影響」について言及しています。
    「AIによって人類が救われるか、破滅に追いやられるかは分からない」
    人工知能(AI)が人間を凌駕する時代が間もなく到来する可能性が高い」
    ホーキング博士の懸念は、AIが自ら価値判断を下すようになれば、人間では生存できない劣悪な環境下でもロボットとしてAIは生き残れるのでいずれは生んでくれた人類に見切りをつけ、AIの社会や国家を目指すようになる。
    そうなれば、人間に勝ち目はないだろう。AIの天下が現実のものとなる前に、人類は安全に暮らせるより良い環境を求めて他の惑星に移住する道を進むべきだ、というのが同博士の主張でした。
    アメリカ国防総省(ペンタゴン)は、未来の戦場で活躍するロボット兵士、別名「キラー・ロボット」の研究を急速に進めています。
    「キラー・ロボット」の超人的破壊力には、感情を伴わないロボットの行動は『人間らしさ』が欠落しているためどのような行動をとるのか予測不能の可能性があり、人間のコントロールがどこまできくものか、人間の制御が不能に陥った際には、「キラー・ロボットは原爆に次いで人類を絶滅の危機に追いやる恐れをはらんでいる」との見方も専門家の間で広がっています。
    AIが超人的な情報処理や瞬時の判断力で人間を超える存在になったキラー・ロボット(AI)が、人間を支配下に置くような行動に走る可能性も否定できません。
    プーチン大統領は2017年9月1日、ロシア国内の1万6000校に向け「AI(人工知能)の分野でリーダーになる者が世界の統治者になる」と述べ、AIの競争激化をライブ動画で発信しました。
    これは、人工知能(AI)が担うこれからの米・中・露の軍事力をめぐる競争と覇権争いの激化、AIの軍事利用が現実化していることの表れでもあります。
    米シンクタンク.新アメリカ安全保障センター(CNAS)フェローのグレッグ・アレン氏は、AIの最新技術が国家安全保障に及ぼす影響についての報告書で現在の米国での官民そろってのAIへの巨額投資は、短期的にAI技術が米の軍事大国としての地位固めの新たな手段であるとみて、AIが戦争や国際関係に及ぼす影響は核兵器と同等であるとの見解を示しました。
    「ロボットがもっと賢く素速く動くようになり、陸軍や空軍を支援したり、一緒に働いたりできるようになるだろう。そうすれば軍事作戦に欠かせない、ドローンや無人戦車に乗せることができる。つまりあらゆる作戦で、必要とされる兵士の数が少なくなるか、0になるということだ。また米軍は近い将来、サイバー戦争における攻撃力と防御力を大幅に拡大できると予想している。敵のネットワークを探って標的にする作業や、偽の情報をつくる作業を自動化できるためだ。」
    一方、サイバー戦争となればコードやデジタルデータは安く手に入る場合が多く、最終的に無料で拡散するものもありマシンラーニングは広く利用されるようにもなり、AI関連技術の進歩は将来的には国際的な力関係を揺るがす可能性もあり、小さな国や組織が米国のような大国を脅かしやすくなるとの見方も出ています。
    すでに過激派組織がクワッドコープター(遠隔操作ヘリ)で敵軍に手榴弾を投下しており、サイバー戦争の自動化のため開発された技術は闇市場で取引されることも予想されています。
    AI(人口知能)技術の進歩は人々の生活を豊かにする反面、国家・組織による軍事的利用において「第2の核」になる可能性と、無秩序な「自動化された戦争」は、人類のみならず母なる地球をも滅ぼしかねない「諸刃の剣」となることが大変危惧されます。
     人間の大脳皮質は他の動物と比較したときにヒトで特別発達している部位であり、であるがゆえにヒトは高度な知性、知能を持っていると考えられています。

    脳には「入力」と「出力」という機能的側面があります。

    「入力」とは身体感覚を感じる感覚脳で、「出力」とは身体の運動や行動に関わる運動脳です。

    脳が生まれてから5億年もの間、つい10万年前までの脳機能の主な役割は「感覚」と「運動」を媒介・変換する装置的役割でした。そこに言語や思考をする大脳新皮質系が発達してきました。

     

     

     

    脳の機能的側面から考察すると、脳は「出力」=身体運動や行動する、ことで感覚や認知機能なども増大するようです。

    身体運動からの脳への影響は、認知機能(記憶、考える、判断する、人とコミュニケーション)向上、実行機能(計画力、タスク切り替え力、抑制力)向上、神経可塑性(ニューロンのつながりを増やして、ニューロンそのものを増やす)増大、など様々な効果がわかっています。

    生物学的に動物とは「動く生物」との如く、物質環境のなかで身体運動を行ってきた生命体です。

    これを裏付けるようにヒトの脳は進化的に古い旧脳(脳幹・小脳・大脳基底核)の上に大脳新皮質がのっている構造となっています。旧脳(脳幹・小脳・大脳基底核)は身体活動、身体運動(出力)に深い関係をもつ脳部位です。

     

     

    ヒトの脳の構造からも分かるよう、旧脳から派生し後付けで大脳新皮質を発達させて来たことは生物は本来、身体運動(出力)を重点に作られ、それから身体感覚(入力)と身体運動(出力)のバランスを発展させて来たことをうかかがわせます。

    (脳についての参考文献:脳には妙なクセがある 扶桑社新書 池谷裕二著)

     

    私たちが10万年かけて進化させてきた大脳新皮質は、今やAIという人工知能によって凌駕されようとしています。

    利己的考えを優先に肥大化してしまった大脳新皮質を模倣したAIに私たちが征服されてしまう前に、

    行動(身体活動)を制御・コントロールする脳でもある大脳皮質から、

    私たちがどのような行動(身体活動)をとるべきか、

    人間の良心という意識に沿った大脳新皮質の使い方にかかっているようにも感じます。

     

     

     

    http://www.asa2000.info/

     

     

     

     

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    コメント
    ホーキング博士の最後の著書が、
    現在ベストセラーになってますねΣ(゚Д゚)
    • by りんご探検隊長
    • 2019/03/18 11:11 AM
    @りんご探検隊長
    ヘェ〜、そうなんですか(・ω・)ノ

    やはり博士の予測が現実味を
    帯びてきてるのでしょうかねΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

    りんご地球防衛隊の任務の時が、きたようですね!(゚Д゚)
    • by asa
    • 2019/03/18 5:25 PM
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