恵那山(2,191m)3・・・中世代白亜紀(8500万年前)に生まれた山

2019.06.07 Friday

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    恵那山へのルートは、黒井沢ルート、広河原ルート、前宮ルート、神坂峠ルートの4ルートとなるが、以前紅葉の時期に広河原ルート(最短コース)を登った。

     

    今回の登山口となる神坂峠(1,576m)は木曽山脈南端の恵那山の北側を超える峠で、古道・東山道が神坂峠を越えて岐阜県中津川市と長野県阿智村を結んでいた。

    東山道の中でも美濃の国と信濃の国の間にある神坂峠は最大の難所で距離は40km、標高差1,000mを超え恵那山特有の脆弱な地質に急峻な坂道であったため、多くの人がこの場所で命を落とした。

    恵那山全山は中生代白亜紀の濃飛流紋岩という崩れやすい地質であるため、ウバナギ崩壊地や天狗ナギ崩壊地などが見られる。

     

    恵那山と富士見台高原付近の地質の特徴は「濃飛流紋岩(のうひりゅうもんがん)」が分布していて、この岩石は火砕流が高温状態で堅く溶結して出来た溶結凝灰岩を主体とし、濃飛流紋岩類の噴出は中生代白亜紀の今から約8千5百万年前に超大規模な火山活動があり、現在の恵那山付近から始まり、木曽地方南部、飛騨地方へと及んでいった。(登山道の自然を楽しむより)

     

    恵那山は歴史の深い山で、古事記の頃からすでに開かれており長きに渡り修験道の山でもあった。

    現在では「恵那山(えなさん)」と呼ばれているが、古くは「天照大神の胞衣(えな)が埋められている」という言い伝えから「胞衣山(えなさん)」と呼ばれていた。船を伏せたような山容から「舟覆伏山(ふなふせやま)」と呼ばれることもあった。

     

    1952年(昭和27年)には神坂峠近くの「手向ヶ丘」から祭祀遺跡が発見され、この神坂峠祭祀遺跡は古墳時代から中世にかけてのもので、この地が古代からの要所であった事を裏付ける。

     

    愛知県から恵那山を目指すには中央高速上り中津川ICで下りるが、中央自動車道園原IC - 中津川IC間に長野県下伊那郡阿智村岐阜県中津川市とを結ぶ木曽山脈を貫く長大な恵那山トンネル(全長は上り線が8,650m、下り線が8,490m)がある。1975年開通当時は日本一・世界2位の長さだったトンネルでもあり、このトンネルを通る度その長さに驚く!

    「恵那山トンネル」というが、厳密には恵那山の少し北にある富士見台高原の真下を通っている

     

    富士見台高原

     

    御嶽山 3,067m百

     

    「恵那山」「胞衣山」「舟覆伏山(ふなふせやま)」

     

     

     

     

     

    大判山 1,696m

     

    大判山から まだ遠い恵那山山頂

     

     

     

    天狗ナギ崩壊地

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    神坂峠、前宮ルート分岐

     

     

     

     

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