2016 竜ヶ岳 雪山へ 4

2016.02.28 Sunday

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    11:57頂上 登頂 気温1.1℃ 風速15~20m位。 
    雪が無い!寒い!誰もいない!



    昼食を頂上で取る予定でいたがそれどこでない強風、
    この時、気温1℃、湿度30%、風速20mの条件下では計算上ー14.3℃の体感温度になる。

    体調が充分回復していない私には一刻の停滞も許されない程に寒い!汗で湿った衣類から一気に体温が奪われていく、低体温症になると筋肉が動かなくなり、脳も働かなくなるので正常な判断も効かなくなる。


    頂上から:静ヶ岳・銚子岳・藤原岳


    風景だけ大急ぎで撮りすぐさま下山開始、滞在5分。


    左から:入道ヶ岳・釈迦が岳・鎌ヶ岳・御在所・仙ヶ岳・雨乞岳


    下山開始直後、酷い空腹感と脱力感、そうこれは紛れもないシャリバテ!
    激しいEG消耗により血糖値が急激に下がり筋肉に力が入らなくなる現象。


    頂上周辺はクマザサに覆われ高木がないので吹きさらし


    山頂直下の吹き曝しで停滞できないので、激しい脱力感を押しとりあえずは風をしのげる所まで歩を進める!
    そして木立の風をなんとかしのげる朽ちた倒木に座りすぐさまEG補給、登山の燃料はまずは炭水化物、
    炭水化物は少ない量でも大きなpowerを生み出す事が出来るうえ、無酸素運動でも有酸素運動でもよく燃えるので酸素の希薄な高所登山にも向く。筋肉、脳・神経系の両方の器官のEG源となる。とりあえず直ぐにEG源となるのだ!

    炭水化物を糖類とでんぷん類に大別すると、急速に血糖値を上げたい時は速攻性燃料である糖類を食べるとバテの回復は速い。しかし持続効果(腹持ち)は低い。一方、でんぷん類は遅発性燃料でゆっくりと血糖値をあげ腹持ちが良い。

    私は必ず糖類、でんぷん類の両方を持っていく。この日はまず急速に肉体を回復させたいので、バースデープレゼントにりんご探検隊長からいただいていた栄養機能食品のリンゴ味、アーモンド味の2ステックをすぐさま食べた。栄養機能食品には糖質も多く含まれている上、ほかの栄養素もバランス良く入っていて歩行しながら手軽に食べられるのもいい!




    冬山で身体を温める栄養素は炭水化物に加え、脂肪、タンパク質を摂るとよい。

    栄養機能食品で急速充電し、さらに🍙を1個食べEG持続効果も万全とし本格的に下山開始!
    帰路は計画では遠足尾根または、裏道登山道を考えていたのだが金山登山道という標識に誘われるよう地図上のルートには載っていないが好奇心が涌き、勝手に足がそちらに向かい下りはじめた。


    帰路は金山登山道へ 結構な急勾配


    思いつきのルート変更は決してやってはいけない事だが、事前にヤマレコで遠足登山道から金山登山道で下ったヒトの山行を見ていたし、GPS持参と、地図に一応手書きで金山登山道のルートを書き込んであったので地図読みのできる備えはしてあったためだ。


    途中、登山道際の谷


    割と急勾配な金山登山道を下り1:57登山口に到着した。



    魚止滝


    2016 竜ヶ岳 雪山へ 了