真実を見る眼(?_?)・・・感性を磨く30

2016.11.27 Sunday

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    2015.10.19のブログ 目は心の鏡(視覚認識からの考察)http://mountain-top.jugem.jp/?eid=133で見ているものが視覚の錯覚(錯視)による可能性について書きました。

     

    ヒトの眼は網膜に映った像を電気信号に変換して視覚情報を脳に送ります。

    網膜から1次視覚野(大脳皮質視覚野)までの情報は単に視像の輪郭(エッジ)を映しているに過ぎず、私たちの世界の3次元空間を2次元の平面的情報に置き換えて見ています。

     

    更に視覚連合野という脳部位で3次元的空間に変換するための形態分析をおこない、高次連合野では入ってきた視覚情報を今までの自分の経験、知識、概念等に照らし合わせて視覚情報の解釈をします。

     

    遠近法 同じサイズの人影だが異なって見える(錯視)

     

    最初の視覚情報の情報処理(線、エッジ、輪郭、コントラスト、色 等)は自動的に働きますが、その後この目から送られてきた基本情報が意味あるパターンに結び付けられ対象を解釈し視覚認知されるには、自身の脳にある既存の常識・先入観・知識・概念・経験等に照らし合わせることで対象を意味あるものとして視覚認識するわけです。

     

    このように五感からの感覚認識さえも「常識・先入観・知識・概念」というフィルターを通すことでありのままの真実を正確に捉える事が出来なくなり、誤認識され自身にとって都合の良い合理的な解釈をしています。

     

    この複雑怪奇・正邪善悪の入り交じった現象社会において真実を見通す👀は、自身の脳にある常識・先入観・知識・概念というフィルターを通さず、ありのままの現象を唯、観察・客観しようとする意識の持ち方と実践、それに基づく分析と行動により真の心眼力が磨かれる様に感じます。

     

    真実を見てる・・・?