雪の竜ヶ岳3・・Touch with nature
2017.01.27 Friday
鈴鹿山脈は南北50kmに及ぶ山塊で、南部の御在所岳方面と北部の藤原岳、御池岳、霊仙山方面では地質、気象、植生にも違いがみられる。
鈴鹿山脈(南北50km)
地質では北部が石灰岩、中・南部が花崗岩の地質で気象は北部は日本海からの季節風の影響で積雪が多い。
石灰岩質の特徴は山野草の種類が多く藤原岳の春の花フクジュソウの群生は有名で、鈴鹿山脈の北にある伊吹山、鈴鹿山脈北部の御池岳、藤原岳、霊仙山の石灰岩質の山々は豊富な植生から花の百名山でもある。
竜ヶ岳はちょうど北部と南部の間くらいに位置し、ホタガ谷付近を境にして北側が石灰岩、南側が花崗岩の山でホタガ谷は石灰岩質のため、谷の上部まで流水がある。気象は北部からの影響を受けやすく風が強く、冬は積雪する。
この日は曇りがちな天気で頂上は強風、停滞するとたちまち体がフリーズしてしまいそうになる。
頂上周辺までは積雪が多かったのだが、頂上部はさすがに強風の影響か雪は吹き飛ばされ所々土が露呈している。
山頂部への最後の登り
竜ヶ岳山頂(1099m)
強風で凍土が露呈している山頂部
山頂部への最後の登り
山頂から金山尾根、遠足尾根方面
山頂から石榑峠
山頂から伊勢湾方面
静ケ岳(1088m) 銚子岳(1019m)
帰路も金山尾根登山道