燃え上れ愛のレジスタンス3
2017.04.25 Tuesday
成長ホルモンは、脳下垂体前葉から分泌され脳以外の全身の組織の成長を促進させます。ほかにも蛋白合成を促進したり、肝臓でのインスリンの産生を促す作用もあります。
米で200人以上の高齢者に3か月間成長ホルモンを投与して身体変化を観察する実験があり、この実験から再生組織の代謝が著しく向上したとの報告がありました。
再生組織とは積極的に分裂して細胞を増やしていく組織で、例えば皮膚の再生組織の代謝が上がれば皮膚細胞が増殖し皮膚が厚くなりシワが減ります。毛根のように絶えず髪を再生する組織でも、再生組織の活性は髪の毛を増やします。
この高齢者での実験結果では顔のシワが50%減り、髪の毛の数が40%増えたそうです。
これが成長ホルモンが若返りやアンチエイジングホルモンと言われる所以で、美容形成などでも成長ホルモンを投与しシワなどを取ったりもします。
この様に成長ホルモンは身体組織を作る働き、同化作用を促すホルモンなのですが、脂肪組織に対しては異化作用に働き脂肪を分解していく作用もある事もわかりました。
成長ホルモンが体脂肪を分解する事を明らかにした実験もあります。
成長ホルモンは一般成人では1日8回、1回分泌量の平均は血中濃度にして15~20㎍/Lとされます。
この実験では血中の成長ホルモン濃度が1回分泌量の約18㎍になる様に静脈注射した所、その2時間後には脂肪細胞の分解でおこる血中脂肪酸とグリセロールの血中濃度がともに通常の約2倍に増大したとの事です。
つまり、成長ホルモンの分泌は脂肪細胞を分解させる作用(異化作用)を引き起こすことも分かったのです。
またこの実験で、成長ホルモン投与で大腿部の皮下脂肪と腹部の皮下脂肪でのグリセノール濃度を比べた所、腹部の皮下脂肪の方が大腿部の皮下脂肪より多くのグリセノールが検出されました。
この事は、成長ホルモンは腹部の皮下脂肪を他部位の組織より一層大きく分解する働きがある事を裏付けています。
体脂肪を減らしていくにはこの成長ホルモンの分泌と共に、アドレナリンの分泌がリパーゼと言う脂肪分解酵素の分泌を促進し、中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解していく働きを高めます。
運動での痩身のキーポイントはこの成長ホルモンとアドレナリンの分泌を如何に活性化することでもあるのです。
レジスタンストレーニング(筋トレ)は、運動直後から成長ホルモンとアドレナリンの分泌を爆発的に増大することが分かっており、その分泌持続時間も約48時間持続するため著しく代謝が活性化します。
筋トレ終了の約1hr後は脂肪分解のゴールデンタイムで成長ホルモンの分泌もピークとなります。
レジスタンストレーニング(筋トレ)して、約1hr後にウォーキングやランニングなどの有酸素運動で分解された脂肪を消費(運動EG)することがもっとも効率的な運動による痩身方法です。
レジスタンストレーニング(筋トレ)といっても、自重筋トレ(スクワットや腕立て伏せ)でも構いませんので、筋トレと有酸素運動を上手に組み合わせBeauty Slim bodyを作っていってください。\(^o^)/
レジスタンストレーニング(筋トレ)腕立伏せ編は後日Face book(https://www.facebook.com/asa2000blue/)で紹介します。
関連リンク スクワット編:
https://www.facebook.com/asa2000blue/posts/745463078954650
https://www.facebook.com/asa2000blue/posts/746000108900947