サクラサク 花の命は短くて.....
2018.03.28 Wednesday
今日(3/28)は愛知県でも夏日(25℃以上)を記録するなど、全国的にも最高気温が上昇し北海道斜里町で7月上旬並みの21℃と北海道の3月の最高気温を更新した。北海道はつい最近まで大雪が降ってたみたいだが、季節が冬から初夏へ、(;^_^A アセ
本来なら今日、福井県にある荒島岳(1523m)百名山へ今季最後の雪山登山に行こうと張り切っていたのだが、気温急上昇による雪崩やクレバス、雪庇崩壊の危険などもあり中止した。
福井県は今季は福井豪雪来の大雪に見舞われ市内でも積雪が1mとなるなど大変な雪害に見舞われたが、雪深い荒島岳(1523m)も途中の国道が残雪、雪崩の影響で先週まで通行止め区間があるなど、やっと先週に開通したと思ったら今度は一気の融雪で雪崩のリスクが高まり、雪山への対応は大変に難しい。
荒島岳(1523m)
3月25日(日)午前8:35分頃、長野県の原村の八ヶ岳連邦・阿弥陀岳(2,805m)山頂に近い南稜付近で7人の登山グループが全員300m下へ滑落。3人が雪に埋もれて窒息死するという痛ましい事故があった。
全員ザイルで繋がれており、先頭の一人が足を滑らせた結果一緒に300m下へ7人とも滑落したという。
ザイル(登山用ロープ)をお互いの腰に巻き、「命綱」として滑落などの際にお互いが助け合うのだが、このポイント(南稜)付近は難所なのでザイルで数珠繋ぎになると一斉滑落の危険があるという。
例えば山頂付近のものすごい急斜面で一人が足を滑らして斜面の左側に落ちそうになった場合、すかさず後ろの登山者はあえて自ら反対の右側斜面にダイブしてお互いの体重で均衡を保ち、二人一緒に滑落してしまうのを防ぐなど安全装置として機能するはずのザイルが、今回は悲惨な事故につながってしまった。
宝剣岳(中央アルプス)でも以前、ビギナー登山者の女性をザイルで確保し登頂していたガイドが、滑落した女性もろとも滑落するという痛ましい事故も起きている。
この陽気で桜も一気に満開🌸、豊川河川敷から豊橋公園を桜を求め五感を肥やしに散策した。
桜の開花メカニズムは、サクラの花芽が前年夏に形成され、それからは生成される事無く「休眠」状態となり、休眠した花芽は秋から冬にかけて低温にさらされることで眠りからさめ開花準備を始める。これを休眠打破といい、目覚めた花芽は春をむかえ気温上昇にともない花芽の生成を加速させ、生成のピークを迎えると「開花」する。
冬のない常夏の国では、「休眠打破」が起きないのでサクラの花が美しく咲かないそうだ。
開花が早まる傾向は近年加速的になってきているようだが、ここにも地球温暖化という悪影響が関係しているらしい。
冬の期間(12月〜2月前半)にかけて十分に低い気温にさらされる期間に適度な寒さに下がらないと「休眠打破」が起こりにくくなり、2月後半以降も気温が高く推移すると開花が早まるそうである。
東京のサクラ開花は、過去30年と直近5年を比較すると平均6日ほど早まっているようでこのペースで温暖化が進行した場合、100年後には西日本から東日本の太平洋側のほとんどでソメイヨシノは開花しなくなる予想も出ている。
極地や氷河の崩壊、世界的な平均気温上昇傾向、巨大台風発生などなど、自然からのメッセージ(警鐘)を深刻に捉えそれぞれが行動に移していかないと、次世代の人類にソメイヨシノの美しさを継承できなくなるかもしれない。
豊川河川敷
吉田城
豊橋公園
豊橋市役所
「桜の木のポーズ」 asa健康教室 4/28.豊川河川敷ヨガ教室開催予定