火星 地球 生命 1

2018.08.02 Thursday

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    7月31日 PM4:50 地球から5759万キロまでに火星が「大接近」しました。火星は約2年2カ月ごとに接近しているですが、6千万キロを切るのは2003年以来で15年ぶりで次の大接近は17年後だそうです。

     

     

    「火星」 2018.7.31 PM9:30 豊橋市

     

     

    火星は、地球のひとつ外側を公転する惑星で、太陽から約2億2,800万キロメートル離れた軌道を687日(約1年11カ月)かけて1周しています。火星の自転周期は、地球の自転周期(23時間56分)よりやや長めの24時間37分です。

     

    火星接近のしくみ

    火星も地球も太陽の周りを回り(公転)、地球が365日で一周するのに対し火星は687日かけややゆっくりと一周するので、この公転周期の違いにより約2年に一度、地球が火星を内側から追い抜く時に火星と地球が接近します。
     

    ただし、火星の公転軌道(こうてんきどう)が円形ではないので、火星接近のたびに、地球と火星の距離が少しずつ変わり2003年8月27日に火星接近したときは地球との距離がとても近く、それほど近くまで接近したのは5万6千年ぶりと話題になりました。ちなみに、地球の公転軌道はほぼ真円なので太陽からの距離が一定です。

     

    火星は地球と同じく岩石でできた惑星で直径は地球の半分ほど、質量は10分の1ほど、二酸化炭素を主成分とするごく薄い大気に覆われていて(火星の大気圧は地球の1000分の6)、全体的に赤っぽく見えますがこれは、表面の岩石や砂が酸化鉄(赤さび)を多く含んでいるためで、岩石の成分の違いや地形の影響により、ところどころに黒っぽい模様があります。

    火星は2つの衛星のフォボスとダイモスをもっています。

     

    火星の自転軸は公転面に垂直な方向に対して25度ほどかたむいているため地球と同じように四季の変化が見られます。砂が巻き上げられ火星全体を覆う砂嵐(黄雲という)もしばしば発生し、台風や竜巻(ダストデビル)など多くの気象現象があり、また冬季になると霜が発生します。

     

    表面にはクレーターや太陽系最大の火山であるオリンポス山があり、現在は火山活動は確認されていませんが、少なくとも数千万年前頃までは活動していたとみられています。オリンポス山の裾野の直径は約600km、高さは富士山の7倍近い27kmです。

    火星の赤道付近には、太陽系最大級の渓谷、マリネリス峡谷があります。全長が約4,000kmにも及ぶ長大なもので、深いところでは10kmもの深さがあり峡谷などが見られます。

    水が流れた跡のような地形も数多く残されて、現在の火星の表面には液体の水をたたえる海や川はありませんがこれはかつて、火星表面に大量の水があったことを物語っています

     

    アメリカが打ち上げた探査機「マーズ・グローバル・サーベーイヤー」の撮影した火星表面の写真から、ここ数年で新たに作られたと見られる地下水がしみ出して地表面を流れたような地形が見つかりました。このことから、火星には昔大量の水があり、現在でも地下には氷の形で存在し続けていることが確実視されています。

    2008年にはフェニックスが水の氷を発見し、探査車キュリオシティなども、かつて火星に大量の水があったことを裏付ける観測データを送ってきています。

     

    火星については、最近「生命の材料と共通の複雑な化学物質が見つかった」というニュースが話題になりました。発見したのは、2012年に火星に着陸後、地上を走り回りながら探査を続けている、軽自動車ほどの大きさの火星探査車「キュリオシティ」です。このキュリオシティが火星の岩にドリルで穴を開け、風化や汚染がされていない内部の組成を調べたところ、大昔の火星には地球と同じ、炭素を含む複雑な化学物質(有機化学物質)があったことを突き止めました。
    今回の調査は、火星の「ゲール・クレーター」と呼ばれるくぼ地で行われました。現在の火星は全体が乾ききった砂漠と岩山ですが、約35億年前、このクレーターは豊かな水をたたえた湖だったことが、地形から明らかになっています。
    分析された岩石は、約30億年前に湖に流れ込んで堆積した土砂が固まってできた岩だと推定されています。
    少なくとも火星には過去に湖があり、そこでは生命と共通する複雑な化学物質が形成されていたことは確実になりました。火星には今も地下に氷あるいは水があり、そこには原始的な生物がいる可能性も示唆されています。
    初日の出 2018.1.1 木曾駒ヶ岳より
    以前から地球外生命体(宇宙人)はいるのか!?は大きな関心事ですが、未だ地球以外に生命が存在する星は見つかっていません。
    地球が奇跡の星として様々な種の生命を誕生させ、育んで来たことには以下の数々の偶然が重なり合い起こったことと言われます。

    1. 地球は天の川銀河と呼んでいる銀河の中にありますが、銀河は中心に行けば行くほど星が多く密集しています。

    星が密集すれば、それぞれの星同士がさまざまに影響をしあい存在することになるので生命が育まれる条件は厳しくなります。

    地球はそんな銀河の端で、星が比較的密集していない位置にあるため他の恒星からの影響を受けにくい環境にあります。

    ちなみに太陽系は約2000億個の星(恒星)の集合体からなる銀河の中の一つです。

     

    2. 地球の属する太陽系の主座「太陽」は、恒星としてそれほど大きくもなく、温度もそれほど高くないので安定しています。太陽の寿命(100億年)も生命の進化には適していて、現在は46億歳という長い時間のなかで生命が育まれてきました。

    また地球は太陽からの距離がハビタブルゾーンといわれる位置にあり、ハビタブルゾーンとは水が気体でもなく個体でもない液体として存在できる位置関係のエリアのことを言います。太陽に近すぎれば水は気体になってしまいますし、逆に遠ければ太陽からの熱が弱くなるので氷になってしまいます。地球はこのハビタブルゾーンのど真ん中にあります。

     

    3. 地球の自転速度は24時間という絶妙な時間で、自転が速すぎると大気は大荒れし地上は嵐のようになってしまい、逆に自転が遅すぎると昼と夜の時間が長くなり、夜(太陽の光が当たらない時間)が長いと温度が下がりすぎたり、昼(太陽の光が当たっている時間)が長いと温度が上がりすぎます。自転速度が遅いと昼と夜の温度差が激しすぎて生命が存在できません。

    金星の自転速度は243日ですが、自転が長い分、太陽熱を長く受け続けることになるので気温、気圧も上昇してしまっています。

     

    4. 宇宙には小惑星や星間物質が多く飛び交っています。太陽から見て地球の外側に公転する木星と土星という大きな惑星があるおかげで、このような大きな惑星は重力も大きいので太陽系に近づいてくる小惑星などを引きつけてくれて地球への危険を回避しています。

     

     

    「月」 2018.8.1 PM10:40 豊橋市

     

    5. 地球の衛星の月の大きさは地球の約1/4ですが、その大きさゆえに地球に大きな影響を与えていて地球の自転や地軸(23度傾いている)のバランスをとってくれています。もし月がなかったら自転や地軸が不安定になり、地球の気候が大きく荒れ生命体が存在できなくなります。地軸の23度の傾きは地球に様々な季節も与えています。

    月の影響に関係する潮の満ち引きは、その潮汐力が生命の誕生に大きく影響しているとも言われています。

    新月や満月の時は、太陽と月の引力と地球が回る遠心力を合わせた「起潮力」が最大になります。潮の満ち引きの差が一番大きくなる事から、大潮と呼ばれています。統計的にまとめられたデータはありませんが、人体でも潮の満ち引きのような作用が働いており、出産にも影響すると考えられています。月がなくなれば生命が誕生できなかったかもしれません。

     

    6. 地球の大きさは生命が誕生するのに最も適した大きさだと考えられています。この大きさで適度の質量があるので、ほとんどの大気中の物質を宇宙に流失せずに循環させています。火星も大気が存在していますが、重力が小さいので大気を留めおくことが出来ず多くの物質が宇宙に流失しています。

     

    7. 恐竜がなぜ滅んだか?

    有力説は約6,500万年前の巨大隕石の地球衝突ですが、その恐竜に代わって繁栄したのが哺乳類で、哺乳類から進化したのが人類と言われています。

     

    恐竜絶滅の日

     

     

    こんな奇跡がいくつも重なってできた奇跡の星「地球」、

    46億年もかけ創造してきた地球は今、

    地球が生み出した子供である人類により、

    凄まじい勢いで破壊されつつあります。

    昨今の地球規模での異常気象、天災は、一刻の猶予も許されない地球環境への警鐘のようにも感じます。

    地球という美しい奇跡の星に、これからも人類、全ての生命が、生を継ぐんで行けるのか、

    今、人類に真に問われている気がします。